運営者情報と当ブログ「のいラボ」の理念
はじめまして。 当ブログの管理人、のい と申します。
数あるウェブサイトの中から、この小さな時計の世界に足を踏み入れてくださり、誠にありがとうございます。
このページでは、私がどのような人間で、どのような想いでこのブログを運営しているのか、少しだけお話しさせていただければと思います。
私が「時計という小宇宙」に魅せられた理由
私の時計への情熱の原点は、幼い頃に見た祖父の腕にありました。
決して高価なものではなかったかもしれませんが、丁寧に磨き上げられたその時計の文字盤の上を、滑るように進む秒針。
チチチ…という、まるで生き物のような微かな鼓動。
子供心に、その小さなケースの中に一つの完成された「宇宙」が存在しているように感じ、言いようのない感動を覚えたのです。
祖父がその時計を、いかに大切に、そして人生のパートナーとして扱っているか。
その姿を見て、私にとって時計は単に時間を知るための道具ではなく、「持ち主の人生そのものを刻む、かけがえのない存在」となりました。
その原体験から、私は時計の持つ魅力の虜になりました。
図書館に通い詰めては時計の歴史を紐解き、少ないお小遣いを貯めて専門誌を買い漁る日々。
やがて社会人となり、初めて自分の給料で手にした一本の機械式時計。
リューズを巻き上げた時のあの独特の感触と、再び時を刻み始めたテンプの動きを見た時の高揚感は、今でも鮮明に思い出すことができます。
それ以来、私の探求はさらに深まっていきました。
休日にヴィンテージショップを巡り店主と語り合う時間。
スイスのジュネーブにあるパテック フィリップ・ミュージアムを訪れ、人類の叡智の結晶を前に息をのんだ経験。
独立時計師の方々の工房を訪ね、その哲学と情熱に直接触れた時の感動。
これら全ての経験が、私の血肉となり、時計を多角的に、そして深く愛する礎となっています。
なぜ、このブログを立ち上げたのか
私が時計の世界を探求する中で、常に感じていたことがありました。
それは、インターネット上には情報が溢れている一方で、「本当に信頼でき、心から楽しめる情報」があまりにも少ない、という事実です。
表面的なスペックの羅列。
根拠の曖昧な市場価値の煽り。
ブランドの歴史や哲学に対する敬意を欠いた、一方的な評価。
そうした情報に触れるたび、私は時計が持つ本来の豊かな魅力が、正しく伝わっていないことにもどかしさを感じていました。
「ならば、私が学んできた知識と経験、そして何よりもこの熱い情熱を、同じように時計を愛する人々と分かち合える場所を、自分の手で創ろう。」
このブログは、そんな想いから生まれました。
私が目指すのは、単なる情報サイトではありません。
一本の時計の背後にある壮大な物語、職人たちの超絶技巧、そして所有する者だけが味わえる静かな満足感。
そうした時計の持つ「魂」の部分を、私の言葉で、私の視点で、丁寧にお伝えしていく場所です。
当ブログの3つの約束
このブログを運営するにあたり、読者の皆様に3つのことをお約束します。
1. 一次情報と実体験に基づく「専門性」
記事を執筆する際は、ブランド公式サイトや信頼できる文献などの一次情報を徹底的にリサーチします。
それに加え、私自身が実際に時計に触れ、使用し、感じた「実体験」を余すことなく反映させることで、机上の空論ではない、血の通った情報をお届けします。
2. 読者に寄り添う「誠実さ」
特定のブランドを盲目的に礼賛したり、いたずらに批判したりすることはありません。
素晴らしい点はもちろん、時には弱点となりうる部分にも正直に触れることで、読者の皆様が後悔のない「最高の相棒」を見つけるためのお手伝いをしたいと考えています。
広告収益ありきの記事ではなく、読者利益を第一に考えた、誠実な視点を貫きます。
3. 情熱を共有し、共に学ぶ「コミュニティ」
このブログは、私からの一方的な情報発信の場ではありません。
ぜひ、コメント欄などを通じて、あなたの好きな時計の話、時計との思い出、あるいは疑問に思っていることなどを聞かせてください。
読者の皆様との交流を通じて、私自身も学び、共に成長していけるような、温かいコミュニティを築いていきたいと願っています。
最後に
ここまで長い文章をお読みいただき、本当にありがとうございました。
このブログが、あなたの素晴らしいウォッチライフにおいて、信頼できる情報源として、そして心安らぐ休憩所として、少しでもお役に立てたなら、それ以上に嬉しいことはありません。
これからも、一本一本の時計に敬意を払いながら、情熱を込めて記事を更新してまいります。 どうぞ、末永くお付き合いください。
のいラボ 管理人 のい